八王子自治研究センターの基本コンセプトは、「子どもたちの未来へつなぐまちづくりを目指して」活動を行っています。ここでは、地方自治や福祉・介護・教育・環境・まちづくりなどについて、子どもや若者も含めた市民・関係団体・研究者の皆さんが集い、意見交換を行いながら研究・学習活動を行っています。
また、課題ごとのプロジェクトをつくり、様々な実態調査や課題の分析なども行っています。
★子ども・子育て研究会の紹介
地域で子どもを支え・育んでいくためには、子どもや家庭の支援に係る多くの人たちが手と手をつなぎ、子どもの権利を守る視点から子どもや若者施策を考える必要があります。子どもや若者が夢と希望のもてるまちづくりを目指すためにも、様々な角度から活動を行っています。
八王子自治研究センターでは、高校生や若者が集まり、当事者の声を皆さんへ発信していきます。
そして、この発信を無駄にすることがないように、子ども・子育て・若者の自立などの課題について検証しながら、求められる施策を提言していきます。
★高齢・介護研究会
孤独死や無縁社会の深刻化が叫ばれる中で、地域の中で高齢者が安心して暮らしていける仕組み作りを考えます。
「地域ケアの充実」が大きな課題となっていますが、それを支えるのは、地域で共に暮らす私たちです。老・老や独居の高齢者世帯が増えている中で、見守りや声掛け、支援をどのように行っていくのか。介護が必要になっても、地域で暮らし続けるために何が必要なのか、実際に地域ケアに携わる人を含め、高齢者ケアの在り方と施策の改善を考える取り組みを行っています。
介護保険制度の改革や介護事業計画の策定についても積極的に政策提言を行っていきたいと考えています。
★エネルギー・環境政策を考える
日常生活の中で生じるゴミの分別・資源化の取り組みから、教育現場における環境教育や食循環の取り組みの拡充を通じて、幅広く環境問題に取り組んでいます。
今日の福島原子力発電所の事故により、人と自然のすべてに放射性物質による深刻な環境破壊が進んでいます。
日々の生活の中での環境問題とともに、教育現場を含めた環境教育や、地域の中での環境教育や環境保全の取り組みを考えます。
また、エコロジーの視点から、森林資源の循環や里山の保全への取り組みを学び、また、街づくりの在り方を考える取り組みを行なっています。
★大都市における分権・中核市制度研究会
八王子市は、2015年度に中核市に移行します。八王子自治研究センターでは、分権・自治の推進の観点から中核市制度の意義や課題、そして特別区を抱える東京都ではじめての中核市となることはどのような意味を持つのかを検証しながら、大都市における市制のあり方を研究しています。
★働き方研究会
非正規雇用問題を中心に実態調査や諸矛盾を整理し、働き方のあり方について検討します。
また、非正規雇用の方たちと連携しながら、調査・研究を行い、課題を整理し、セミナーやシンポジウムなどで発信していきます。